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バス停 下鴨神社前 西参道からのアプローチ
いつもは葵橋から入り、河合神社から右手に御手洗川の流れを感じつつ、糺の森の表参道を抜けて参拝する、というルートをとるのですが、この日は先に加茂団子をお土産に購入。いつもとは逆のルートを辿ることになりました。バスルートですとこの道順での参拝も便利なので、記録の意味も兼ねて、当日参拝したルート順にご紹介しますね。
実はこの時初めて知ったのですが・・・私今まで一の鳥居から参拝したことがありませんでした! 葵橋を渡ったらすぐに糺の森のほうに向かってしまっていたんですね。少し南に戻る形にはなりますが、旧三井下鴨別邸など、趣のある住宅が並ぶエリアから、一の鳥居をスタート地点として参拝できることが分かったので、次回はきちんと一の鳥居からのルートを通りたいと思います。
世界文化遺産碑
下鴨神社駐車場付近からアプローチします。自家用車の方はこちらからの参拝なんですね。入るとすぐに「史跡 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)境内」の案内図がありました。
下鴨神社とは・・・
正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」とよびます。京都は鴨川を中心に町づくりがなされており、鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨(しもがも)さん」とか「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」と親しくよばれています。東西の両本殿はともに国宝に指定されています。
ご祭神
東殿 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
西殿 玉依媛命(たまよりひめのみこと)
東殿賀茂建角身命は、古代の京都をひらかれた神さまです。山城の国一宮として京都の守護神としてまつられています。平安京が造営されるにあたって、まず当神社に成功のご祈願が行われました。以来、国民の平安をご祈願する神社と定められました。 山城国『風土記』などに、玉依媛命が鴨川で禊(みそぎ─身を清める儀式)をされているときに、上流より流れ来た丹塗の矢を拾われて床におかれたところ、矢は美しい男神になられ、結婚された。そしてお子をお生みになったとの神話が伝えられていますので、古くから縁結、子育ての神さまとして信仰されています。当神社は、国家国民の安穏と世界平和をご祈願する守護神であるとともに、厄除、縁結、子宝、安産、子育、交通安全など人々の暮らしを守る神さまです。
引用:下鴨神社公式HP
ユネスコ 世界文化遺産の石碑がありました。
駐車場側に用意された手水舎
重要文化財 大炊殿(おおいどの)
読んで字のごとく、神様の台所で、神様のお供えを展示しています。
西参道側 鳥居
三井神社(重要文化財)
この門の奥に、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと・中社)、伊賀古夜媛命(いがこやひめのみこと・東社)、 玉依媛命(たまよりひめのみこと・西社)の摂社と、諏訪社、小杜社、白鬚社の末社が鎮座されています。
三井神社の案内図です。
神服殿(じんぷくでん)
神服殿は、夏、冬の御神服を奉製する御殿であったことからその名が付きました。古代祭祀の神殿様式を伝える貴重な社殿で、古くから有事の際に臨時の御座所として定められていることから、その部屋は昔から「開けずの間」と呼ばれ、平常の使用を禁じられていたとのこと。ただ、現在はタイミングが合えば予約制で特別公開の期間があるようです。
解除所(げじょのところ)
こちらは天皇ご親斎の行幸、御幸、官祭に際して、解除(お祓い)をされる解除所。
媛子松(ひめこまつ)
神服殿の隣には媛子松(ひめこまつ)がありました。
説明書きに曰く
ちはやぶる 鴨の社のひめこ松
よろづよふとも 色はかわらじ
藤原敏行(古今和歌集)
賀茂祭(葵祭)、御蔭祭りのとき奏される東游はわが国最古の歌舞である。
この松は歌の二段目「求め子」で鴨の社のひめ小松とうたわれた媛小松である。
なお「ひめこ松」のひめは、当神社の御祭神 玉依媛命の御名にちなんで「媛」と記されるようになった。
媛小松越しに楼門を臨む
楼門(重要文化財)
楼門は高さ13メートル、東西の廻廊とも古代様式を伝えている。寛永までは二十一年ごとの式年遷宮ごとに建替えされてきたのだそう。現在の楼門は、都度解体工事をして維持されているということですが、これを式年遷宮ごとに建替えていたのはすごいですね。
重要文化財 舞殿(まいどの)
こちらの舞殿は賀茂祭(葵祭)のとき、勅使が御祭文を奏上され東游が奏納される場所で、御所が災害に会われた時、臨時の内侍所と定められているのだそう。
重要文化財 橋殿
橋殿は御蔭祭のとき御神宝を奉安する御殿で、行幸、御幸のさい、公卿や殿上人の控え所として定められていた御殿です。
御手洗川(みたらしがわ)
君がため 御手洗川を 若水に むすぶや千代の 初めなるらむ 式子内親王(後撰和歌集)
土用の丑の日にこの御手洗川に足を浸して疫病や病封じを祈願する「足つけ神事」や立秋の前夜の「矢取の神事」葵祭の「斎王代の禊の儀」をはじめ。祓の神事が執り行われる川です。
また、常には水が無く、土用が近づくととこんとこんと水が湧き出るところから京都七不思議のひとつとされ、その様をかたちどったみたらし団子の発祥と言われています。名物のみたらし団子の紹介は次回!
御手洗川にかかる、輪橋(そりはし)
中門
ここからさらに神域に入っていきます。
言社(ことしゃ)-干支のお社
下鴨神社には御本社の前に、言社(ことしゃ)といわれる、干支ごとのお社があり、参拝客でにぎわっています。
写真は右のお社が「ね」、左が「うし」「ゐ」
こちらのお社は「うま」
右のお社が「う」と「とり」、中央のお社が「とら」と「いぬ」、左が「たつ」と「さる」です。私は酉年なので、右のお社に参拝しました。
楼門から二の鳥居、一の鳥居へ表参道を逆戻り
今回は時間もなかったので、特別参拝はせず、京都駅へ戻ります。楼門の外へ。
先ほどの西参道とは違い、大きな手水舎があります。
こちらが表参道を通ってくるとみられる二の鳥居からの楼門の景色。
御手洗川で遊ぶ親子が可愛かった! このように階段が設けられているのは、伊勢神宮の御手洗川も同じでしたね。伊勢神宮参拝の際は、このような場所で清めていました。今回はしそびれてしまい残念。
糺の森はいつ来ても落ち着く、神聖な場所です。
そのまま直進していたところ、いつもは通ってこなかったゾーンに突入しました。こちらが、賀茂御祖神社の社号碑と、一の鳥居です。本当はここからスタートが正しいんですね。
一の鳥居のそばにあった、下鴨神社境内図です。これを見ると、私がまだ体験していない見どころがまだまだたくさんあるようです。時間をかけてゆっくり回りたいですね。
次回は京都グルメ編突入! 「出町ふたばと加茂団子」です。
京都・滋賀Contents
01-石清水八幡宮 京都駅からのアクセス
02-「勝」の石清水八幡宮 昇殿参拝体験記
03-石清水八幡宮摂社、末社
04-石清水八幡宮帰路と展望台
05-京都伏見「鳥せい」本店でランチ
06-雨の伏見散策
07-史跡 寺田屋と外観
08-今も宿泊できる!?伏見 寺田屋内観
09-サクラテラスザ・ギャラリーNorth施設紹介
10-サクラテラスザ・ギャラリーSouth施設紹介
11-サクラテラスザ・ギャラリー スーペリアダブル宿泊記
12-サクラテラス・ザ・ギャラリー朝食
13-サクラテラス・ザ・ギャラリー夕食
14-日吉大社へのアクセスと 西本宮参道
15-日吉大社 西本宮 参拝記
16-日吉大社 宇佐宮 参拝記
17-日吉大社 白山宮 参拝記
18-日吉大社 三宮遥拝所と神輿収蔵庫
19-日吉大社 樹下宮、東本宮 参拝記
20-日吉大社 東本宮 参道
21-比叡山延暦寺 坂本からのアクセス
22-比叡山延暦寺 東塔エリア 参拝記
23-比叡山延暦寺 横川エリア 参拝記
24-比叡山延暦寺 西塔エリア 参拝記
25-早朝の東寺散策 その1
26-早朝の東寺散策 その2
27-メルキュール京都ステーション ホテル施設紹介
28-メルキュール京都ステーション ワーケーションスペース
29-メルキュール京都ステーション 宿泊体験記
30-メルキュール京都ステーション 朝食
31-メルキュール京都ステーション トラットリアM Kyoto
32-『細雪』で谷崎が称えた、平安神宮の枝垂れ桜
33-上賀茂神社の斎王桜
34-西本願寺 お西さんを知ろう!
35-西本願寺 早朝参拝のススメ
36-二条城 夜桜ライトアップーNAKED FLOWRS 2021ー桜ー 世界遺産・二条城
37-下鴨神社(賀茂御祖神社) 参拝記
38-京都グルメ編-出町ふたばの豆餅と加茂みたらし茶屋の加茂団子
39-京都グルメ編-焼肉 弘商店 京都駅西
40-京都グルメ編-中村藤𠮷のきつね抹茶うどんセット
41-京都土産2021春
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