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唐招提寺 鑑真和上御廟 参拝記

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律宗の総本山「唐招提寺」で、鑑真和上の生涯に想いをはせる

アクセス

前回ご紹介した薬師寺と唐招提寺は徒歩10分という近距離に位置します。玄奘三蔵院を出て、近鉄西ノ京駅を背に趣のある街並みを抜けていくと、あっという間に唐招提寺に到着しました。

奈良交通のバスでのアクセスは、「唐招提寺」「唐招提寺東口」が最寄りのバス停になるようです。私の場合は参拝を終えた後はこのバスを使って近鉄奈良方面へ向かいました。 「唐招提寺東口」 のバス停からはおよそ1時間に3本、春日大社方面(JR奈良駅、近鉄奈良駅も経由します)のバスがあります。さらに最新の位置情報システムでバスの位置が常にモニターに表示されている・・・という、ハイテクなバス停でした。

周囲はのどかな田園風景で、ベンチに座ってのんびり空を眺めていたのも良い思い出です。

唐招提寺とは(公式ホームページより抜粋)

唐招提寺は、南都六宗の一つである律宗の総本山です。多くの苦難の末、来日をはたされた鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、新田部親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜されて、天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。(中略) 現在では、奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍となっています。

引用:唐招提寺公式HP

南大門

薬師寺から唐招提寺に到着すると初めに目にするのがこの南大門です。唐招提寺は見事な松の樹が多く、清廉な印象です。

南大門は昭和35年に天平様式で再建されました。

南大門の脇に、「史跡 唐招提寺旧境内」の案内がありました。

ユネスコ世界文化遺産碑

境内案内図

この案内図で見ると、金堂、講堂を中心とした伽藍の最奥に「鑑真和上御廟」があることがわかります。今回は南大門からはいり、金堂を拠点に反時計回りに参拝することにしました。

国宝 金堂

南大門からは左右に見事な松の樹々を眺めながら正面の金堂に向かって進みます。

参道には盛りの八重桜が天平時代の趣ある建物に華やぎを添えていました。

金堂は8世紀後半の創建時の姿を残す建物で、内部には国宝の廬舎那仏座像と薬師如来立像、千手観音菩薩立像、四天王立像、梵天・帝釈天立像が安置されています。

金堂の宝物についてはこちらから

松の緑と青い空・・・宮内庁が管理されている古墳や寺院を訪れたときのような、端正な美を感じました。

重要文化財 礼堂(らいどう)

礼堂は隣の鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するための堂で、内部に重要文化財の釈迦如来立像、日供舎利塔が安置されています。

宝蔵

歴史の教科書で見た校倉造り! 歴史好きとしては懐かしささえ感じます。この宝蔵は唐招提寺創建にあわせて建立されたといわれ ています。

経蔵(奥)と礼堂(手前)

宝蔵の手前にある経蔵は奥にある宝蔵よりも一回り小さいのですが、唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれていて、唐招提寺で最も古い建造物で日本最古の校倉だそう。

新宝蔵へ

経蔵、宝蔵を抜けて右に折れると新宝蔵への道が拓けます。生憎と現在は休館中でした。

鑑真和上御廟へ

次に向かったのは境内の最奥にある 「鑑真和上御廟」です。 鑑真和上御廟 周辺はとても空気が澄んでいて、聖地といった佇まいです。

鑑真和上御廟

この小さな門から、「鑑真和上御廟」へと入っていきます。

ふかふかとした緑鮮やかな苔で覆われたアプローチ。深い森の中にいるような、穏やかな静寂に包まれます。

奥に進むと周囲を池で囲まれた小島が顔をのぞかせます。

小島の中央に、鑑真和上が眠る石碑がありました。ここまでくる参拝者は多くないのでしょうが、とても奇麗に整備されていました。

手水舎の水の音が涼やかに響きます。

鑑真和上御影堂

教科書で誰もが一度は目にしたことがある、「鑑真和上尊像(国宝)」の奉安するために作られた御影堂ですが、現在は残念ながら工事中です。

こちらの御影堂には、 東山魁夷画伯 が 鑑真和上に捧げた大作 「山雲」 「濤声」「揚州薫風」「黄山暁雲」「桂林月宵」「瑞光」の作品を見ることができるのだそう。

東山魁夷 は小学生の頃襖絵を派遣して以来の大ファンなので、大修理が完成したらぜひまた再訪したいと心に決めました。

御影堂平成大修理の竣工予定は2022年。まだ少し先になりますね。

開山堂と鑑真和上身代わり像

工事中の御影堂のすぐ近くに「開山堂」があり、こちらにもともと鑑真大和上の尊像を安置されていましたが、現在は 大和上のお姿を写した「御身代わり像」 で姿を偲ぶことができます。

こちらの案内をみると、「鑑真大和上御身代わり像」は年間通して数日しか開扉しない国宝の和上像に代わって毎日参拝できるようという配慮で平成25年に作られたようです。ありがたいですね。

地蔵堂と見事な白藤

開山堂を直進すると美しい花々が迎え入れてくれました。特に地蔵堂の前の白藤はいつまでも見ていたいと思わせる清潔な美しさ。花の盛りに来られて良かった!

中興堂周辺の花々

地蔵堂からさらに進むと、山門の奥に美しい花木を見つけました。様々なグラデーションの緑が興を競う中、鮮やかに存在を主張していました。

ここまでくると他に参拝客もおらず、静寂を独り占めできます。戒壇周辺から講堂、金堂方面を臨む。

戒壇

この戒壇も全く初見で訪れたのでとても驚いた場所の一つです。一見普通の門ですが・・・

門から中に入ることはできませんが、3段の石壇とインド・サンチーの古塔を模した宝塔が異国感じさせる佇まいです。この戒壇は僧となるための授戒が行われる場所だそう。

一周して再び金堂へ

一周して金堂まで戻ってきました。先ほど見逃してしまったいくつかの建物に向かいます。

鼓楼(舎利殿)

鼓楼は伽藍の他の建物と比べると小ぶりでひっそりとした佇まいですが、実は非常に重要な建物です。ここには鑑真和上将来の仏舎利を奉安していて舎利殿(しゃりでん)とも呼ばれているのだそう。そんな大事な建物ですから鼓楼を礼拝するために礼堂が作られているのも納得です。

国宝 講堂

最後に参拝したのは、国宝の講堂です。

平城宮の東朝集殿を移築したものだそう。内部には、重要文化財の本尊弥勒如来坐像、持国天、増長天立像はじめとした多くの仏像が安置されています

次回は「 国立奈良博物館 」をご紹介します。

奈良Contents

01-AN-GRANDEホテル奈良 ホテル 宿泊記 施設紹介
02-AN-GRANDEホテル奈良 スーペリアツイン宿泊記
03-AN-GRANDEホテル奈良 Dining an-saison 朝食
04-奈良 氷室神社参拝記
05-早朝散歩で春日大社へ
06-薬師寺 白鳳伽藍エリア参拝記
07-薬師寺 玄奘三蔵院伽藍エリア参拝記
08-唐招提寺 鑑真和上御廟 参拝記
09-奈良国立博物館で金峯山寺仁王門金剛力士立像を見る
10-東大寺 南大門から中門へ
11-東大寺 大仏殿参拝記
12-東大寺 二月堂 三月堂 参拝記
13-東大寺周辺観光
14-興福寺 参拝記
15-奈良観光-あぶれちやった写真あれこれ
16-天丼まきの 奈良東向き商店街店
17-柿の葉寿司のゐざさ 中谷本舗 夢風ひろば店

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