息をのむ一面の桜、精華の間
八ツ三館の中で最も桜が美しく見える部屋が「精華の間」です。荒城川越しに本光寺の桜を借景のように眺めることができのです。私が訪れた4月中旬は、あと一週間ほどで満開というところでした。ちょうど、古川祭りの頃が満開だったかもしれませんね。桜の満開の時期はほんの一週間ほどですから、ちょうど満開の時に泊まることは難しいかもしれませんが、いつかまたここで桜を愉しみたいと思っています。
【癒されてください】鶯と露天風呂の水音 飛騨古川 八ツ三館 精華の間
お部屋の露天風呂から山の稜線からたなびく朝焼け雲を愉しみました。露天風呂の水音と鶯の共演に癒されます。
飛騨古川Contents
1.「君の名は」の聖地、気多若宮神社
2.飛騨古川の街並み
3.八ツ三館宿泊記|館内
4.八ツ三館宿泊記|温泉
5.八ツ三館宿泊記|精華の間
6.八ツ三館宿泊記|夕食
7.八ツ三館宿泊記|朝食
光月楼-昭和の数寄屋
ちょっと他よりもお高い「精華の間」を選んだのは、ちょうど桜の季節だったので、せっかくならば一番桜がきれいに見える部屋に泊まってみたかったことと、もう一つはお部屋に大好きな足湯があったこと。露天風呂があるのは珍しくありませんが、足湯まであるお部屋って珍しくありませんか?
光月楼は八ツ三館でも高級な、露天風呂付の客室、4室のみの建物です。観月楼を抜けて、光月楼に入ると、1階に2室、2回に2室。
階段を上り、手前の部屋が今夜宿泊する「精華の間」です。
本間からの景観は対岸の本光寺と足下の清流荒城川の借景。館内で最も贅を尽くした室内には“木”のぬくもりをテーマに各処に銘木が。芳しい檜の露天風呂の脇には、お二人が横に並んで語れる足湯も。
引用:八ツ三館公式HP
和室と眺め
お部屋に入るといい香りが。こちらの板の間にはレトロなチェアが置かれています。
いい香りのもとは、こちらのテーブルに置かれた茶香炉でした。茶香炉って自宅でも持っているほど好きなので、嬉しい。
板の間から和室に眼を転じて・・・息をのみます。写真ではわかりづらいですが、視界いっぱいに桜が広がります。まさに、最高の借景。
眼を落すと、素晴らしい漆塗りの座卓が中央に鎮座しています。芸術品。
部屋の奥側から。障子の奥にある箱火鉢には火が入っていないのが残念。ここで炭火を起こして、座布団にのんびり座って桜を眺められたら私の好きなものパーフェクトでした。やっぱり客室での火は危ないからかしら。
窓側から入り口の板の間に向かって撮影。こちらから座卓の絵も素敵。わかりにくいですが、入り口の障子の額縁の細工が素晴らしいんです。自然木の曲線を活かした作りですね。
レトロな電話機と一輪挿し。
床の間には香炉と掛け軸。右のテレビの下の字袋の中には金庫。
水場と露天風呂、足湯
実際に窓から身を乗り出して写真を撮ると外の景色はこんな感じ。室内から見るとなぜあんなに桜が視界全体に広がって見えるのか不思議。
板の間の先にある、水場。ここに冷蔵庫、茶器類、コーヒーメーカーなどが用意されています。お部屋籠りしていたので、使い尽くしました笑。
ポットと冷水、コーヒーメーカー。この冷水が素晴らしくおいしくて、何度もお代わりしてしまいました。
茶器類はこちら。グラスの数も凄いですが、緑茶用、紅茶用、珈琲用とすべてそろっているのが嬉しい。さらに言うと、こちらの珈琲用のマグがめちゃくちゃ好み。
建物は古いですが、お手洗いは最新で快適です。
水場を抜けるとお風呂へ続く、何もない小部屋があります。
床板の玄と、ライトアップされた一輪挿しの朱のコントラストに惚れました。大好きな空間。
先に進むと、広ーい脱衣スペース。右側に作り付けの洗面台がありますが、こんな余裕のある造りでいいんでしょうか・・・ほれぼれしちゃいます。左手にちょっと見えているのがテラスにある足湯。
洗面ボウルは一つですが、アメニティもタオルなどのリネン類も、さらには左下にある脱衣籠もすべて上質。濯ぎ用のコップも陶器ですし、化粧水なども準備されていて、手ぶらで快適に泊まれます。
部屋の最奥にある檜の露天風呂。露天風呂といっても寒い地方だからでしょうか、ガラス窓で囲まれていて、こちらの窓を開けることで露天風呂になる仕組み。写真だと小さく見えていますが、開脚して前後に開いても余裕のある大きな浴槽です。露天風呂は24時間水音が響いていて、すごくリラックスしました。
脱衣所、ロ分風呂を囲むようにテラスが作られていて、一番部屋側に二人用の足湯があります。私はここでパソコンを広げてちょっとお仕事していました。水音、鶯の声でリラックスして、ワーケーションにも最適。でも長期滞在にはちょっと高級すぎるかな笑。
明日は、八ツ三館宿泊記|夕食です。
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