Contents
京阪電車 京都1日観光チケットを使い尽くす!
2021年4月、今年は例年よりも早い桜の開花を迎え、「京都で桜鑑賞しながらワーケーション」を楽しみにしていたのに、すでに満開は過ぎてしまっていました。2019年に1週間遅く訪れたときは、まだ上賀茂神社の斎王桜や原谷苑は満開で、「この世の桃源郷」を思わせる美しさだったのに、桜の一番良い時期に京都を訪れるのは本当に難しいことです。
ということで、早々に桜の追っかけは諦め、雨模様の天気の様子を眺めながら、本日の計画を練ります@新幹線。
私は日本文学科専攻なので、京都は大学生の頃から通い詰め、主な観光地はすべて複数回訪問、およそ地図なしでも歩けるという京都マニア。最近は新幹線の中で検索をして「その時期に、その時にしか出会えない場所を探していく」というスタイルに変わってきました。目についたバスに飛び乗って次の目的地を決めたり・・・そう、かなり行き当たりばったり!
今回は、「京都+お得な乗車券」でヒットした、京阪電車 京都1日観光チケット をフル活用すべく、京都南部にある男山の、石清水八幡宮に行くことにしました。
京阪電車 京都1日観光チケット 概要
発売期間 | 2021年4月1日(木)〜2022年3月31日(木) |
---|---|
発 売 額 | 大人 800円 / 小児 400円 |
通用期間 | 発売日当日限り |
有効区間 | 石清水八幡宮駅〜出町柳駅、宇治線、石清水八幡宮参道ケーブル 【乗り降り自由】 |
発売場所 | 中書島、 丹波橋、 祇園四条、 三条、 出町柳 の各駅発売駅以外からご乗車の際は駅係員にお尋ねください。 係員が不在の場合は改札口付近のインターホンをご利用ください。 |
このチケットを使うと、下記施設にアクセスが楽そう。私はこの中から南部を中心にコースを決めていきました。施設は上から京都北部→南部と並べています。今回は最初の目的地を石清水八幡宮に決め、残り時間を伏見エリア散策にしました。
- 下鴨神社
- 京都の繁華街エリア
- 清水寺、高台寺エリア
- 東寺エリア
- 東福寺、伏見稲荷エリア
- 伏見エリア
- 宇治エリア
- 石清水八幡宮
京都は、京都駅より北側はバスの便が良く、アクセス良好なのですが、南部は意外とバスの本数が少なくて、観光名所で唯一行ったことがないのが伏見エリアでした。また、石清水八幡宮も古典文学でよく目にする有名な御宮さんなのにも関わらず、離れた場所にあるため初見。ということで、京都南部の初めてエリア、二か所に突撃です!
スタートはJR京都駅 乗り継ぎの東福寺駅へ
朝6時30分、東京駅発の新幹線で京都到着8時45分。新幹線八条口至近の、サクラテラスザ・ギャラリーに荷物を預けて、観光に出発です。
JR京都駅から、まずは京阪電車と接続している東福寺駅に向かいます。JR奈良線で1駅3分で着いちゃうんですよね。電車だとあっという間!
電車を降りたら、黒の矢印、「京阪電車 東改札口」に進みましょう。もうひとつの改札に出てしまうと係員の方がいないので、「東改札へ」と誘導されます。
発売駅以外で京阪電車 京都1日観光チケットを購入する方法
京阪電車の係員の方に、「京阪電車 京都1日観光チケットがほしいんですけど」と申し出ると、この「連絡票」を発券してくれます。これをもって「丹波橋」駅で一回下車し、窓口で京阪電車 京都1日観光チケットに引き換えてもらいます。
駅員さんから引き換えに丹波橋をお勧めされる理由は、丹波橋が一番短距離で窓口交換できるからだそうです。
この作業が面倒であれば、普通に料金を払って、このチケットの発売場所である中書島、 丹波橋、 祇園四条、 三条、 出町柳 の各駅までいき、切符売り場で購入しても良いと思います。
私は「すでに乗り放題エリアにいるならば、できる限り使い尽くしたい!」というもったいない精神から、ちょっと面倒でもこの方法を取りました。・・・というよりも、発売場所のところをちゃんと理解していなかった! 本当に指定の駅でしか買えない、という事態を軽く考えていたんですよね。これは翌日の比叡山でも同様の事態となり・・・痛恨のミス! 笑
丹波橋で無事京阪電車 京都1日観光チケットをゲットしました! このチケットを見せると、いくつかの施設で優待があるんですよ。
ちなみに京阪電車の京都フリー切符は4種類。エリアによって切符が違うので要注意です。
京阪電車で石清水八幡宮駅へ
丹波橋駅、9時44分発淀屋橋行きの電車に乗って、石清水八幡宮駅へ向かいます。空いてますね~。
石清水八幡宮参道ケーブルに乗り換え、男山山頂へ
京阪 石清水八幡宮駅到着。右の建物が駅舎です。堂の正面奥に小さく見えているのが、石清水八幡宮参道ケーブルの、ケーブル八幡宮口駅です。
商店街を抜け、ケーブル八幡宮口駅へ到着。残念ながらソメイヨシノは散ってしまっていました。
先ほど購入した、京阪電車 京都1日観光チケットでケーブルカーにも乗ることができます。ケーブルカーって高いので、これだけでも購入した甲斐がありますね。
ケーブルカーの名前は「あかね」と「こがね」。私が乗車したのは「あかね」号です。とても奇麗な車体ですね。
「ケーブルカーって、こんなに急斜面に作られているんだ!」という、段差のあるプラットホーム。
車内もピカピカ。旅行に来た感があって、テンションが上がってきました♪
ゆりかもめでも絶対一番前に乗ってしまう私。この席すわりたかったな~残念。特等席ですね。
男山は、木津川、宇治川、桂川が合流し、淀川となる場所を見下ろす小高い山です。ここは京都・大阪間の交通の要地で、天王山の合戦などで知られるように、時の権力者が力づくで求めた政治上の重要な拠点でした。
あっという間に、ケーブル八幡宮山上駅へ到着しました。山頂だと少し桜が残っているかな?と思いましたが、やはり少し遅かったようです。
この男山は桜でも有名なんですね。桜祭りの飾りや案内、照明がまだ残っていました。
エジソン記念碑
時々見かける「エジソン記念碑」とはなんだろう?と思っていたら、なんと、エジソンの電球のフィラメントは八万の竹なんだろう!
エジソンは、八幡の竹を使って白熱電球の長時間点灯に成功しました。そのご神縁により、境内にはエジソン記念碑が建てられています
引用:石清水八幡宮公式HP
石清水八幡宮境内案内図
ケーブルカーの駅を降りると、男山の案内図がありました。石清水八幡宮は、実は山頂だけでなく、一の鳥居、頓宮、徒然草に出てくる摂社 高良神社をはじめとした山裾エリアがあるんですね。
ケーブルカーの駅から御本殿は目の前・・・なんですが、図を見ると赤い矢印のルートで迂回して進み、山裾からの参道の途中に合流するようですね。
西ケーブル参道
迂回ルートの、西ケーブル参道はゆるやかな上り坂道で、御本殿を回り込むような形で進みます。
この看板のセンスに笑ってしまいました。「私を見て 男山の背高桜 上を向いて もっと上向いて」
というこで、案内に従って上を見てみたけれど、桜は散ってしまっていました・・・残念。
男山にはいくつか竹林がありました。これもエジソンの電球に使われたものと同じ竹でしょうか。参拝客には散った椿をこんな風に手すりを飾る、風流な人がいたようです。
末社 三女神社
西ケーブル参道をすすみ、あと御本殿エリアへもう一歩というところにあった、三女神社。
三女神社は、御祭神として宗像三女神を祀る神社です。御神徳は「運輸」「流通」の安全。これは、三つの川の要所であるこの地にぴったりの神社ですね。
三女神社を過ぎると、もうすぐに表参道に合流です。
次回は「石清水八幡宮本殿」です。
京都・滋賀Contents
01-石清水八幡宮 京都駅からのアクセス
02-「勝」の石清水八幡宮 昇殿参拝体験記
03-石清水八幡宮摂社、末社
04-石清水八幡宮帰路と展望台
05-京都伏見「鳥せい」本店でランチ
06-雨の伏見散策
07-史跡 寺田屋と外観
08-今も宿泊できる!?伏見 寺田屋内観
09-サクラテラスザ・ギャラリーNorth施設紹介
10-サクラテラスザ・ギャラリーSouth施設紹介
11-サクラテラスザ・ギャラリー スーペリアダブル宿泊記
12-サクラテラス・ザ・ギャラリー朝食
13-サクラテラス・ザ・ギャラリー夕食
14-日吉大社へのアクセスと 西本宮参道
15-日吉大社 西本宮 参拝記
16-日吉大社 宇佐宮 参拝記
17-日吉大社 白山宮 参拝記
18-日吉大社 三宮遥拝所と神輿収蔵庫
19-日吉大社 樹下宮、東本宮 参拝記
20-日吉大社 東本宮 参道
21-比叡山延暦寺 坂本からのアクセス
22-比叡山延暦寺 東塔エリア 参拝記
23-比叡山延暦寺 横川エリア 参拝記
24-比叡山延暦寺 西塔エリア 参拝記
25-早朝の東寺散策 その1
26-早朝の東寺散策 その2
27-メルキュール京都ステーション ホテル施設紹介
28-メルキュール京都ステーション ワーケーションスペース
29-メルキュール京都ステーション 宿泊体験記
30-メルキュール京都ステーション 朝食
31-メルキュール京都ステーション トラットリアM Kyoto
32-『細雪』で谷崎が称えた、平安神宮の枝垂れ桜
33-上賀茂神社の斎王桜
34-西本願寺 お西さんを知ろう!
35-西本願寺 早朝参拝のススメ
36-二条城 夜桜ライトアップーNAKED FLOWRS 2021ー桜ー 世界遺産・二条城
37-下鴨神社(賀茂御祖神社) 参拝記
38-京都グルメ編-出町ふたばの豆餅と加茂みたらし茶屋の加茂団子
39-京都グルメ編-焼肉 弘商店 京都駅西
40-京都グルメ編-中村藤𠮷のきつね抹茶うどんセット
41-京都土産2021春
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。