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満潮と干潮 嚴島神社の二つの顔

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ユネスコ世界文化遺産 嚴島神社参拝体験記

宮島のフェリーターミナルには8時40分に到着し、そこからゆっくりと嚴島神社に向かいました。早朝なので参道の店舗はまだシャッターが下りていたので、海岸沿いに向かうことにしました。これが大正解。ちょうど満中だったので、まるでリゾートのような美しい海を堪能することができました。と同時に午前中に参拝したときは、満潮の「海な浮かんだ嚴島神社」を。昼頃弥山に登り、下山後の干潮時には沖合にあるはずの、工事中の大鳥居の足元まで歩いていくことができたんです。

なかなか1日中宮島で過ごす、というのはツアーでは難しいと思うので、こういう贅沢な時間の使い方が個人旅行の醍醐味ですよね。

今回は、満潮と干潮の嚴島神社、全く姿を変えるその二つの顔をご紹介します。

早朝 満潮時の参道

これは9時前、海岸沿いの参道です。右手に護岸が見えていますが、このブロックを降りて、直接砂浜に下りることができました。

砂浜の砂はさらさらと気持ちよく、3月ですが思わず靴を脱いで歩きたい衝動に駆られました笑。写真に鳥居が映っているので日本だとわかりますが、水の色だけ見ていると海外のリゾートに来た気分になりました。

さて、リゾート気分を十分堪能したので、再び参道に戻ります。参道は道を奇麗に掃き清められていて清浄な空気に満たされていました。午前中に参拝するメリットは、こういう空気の中に身を置ける喜びもありますよね。

大鳥居は現在絶賛工事中・・・工事完成はなんと!「未定」。工事完成後の奇麗な姿が拝めるのが数年後だったら待とうと思ったのですが、「未定」とは。。。こういうものは縁のものだと思うので、今回は大鳥居の美麗な姿を拝むのは諦めて、次回の楽しみに取っておくことにしました。

参道の、嚴島神社にほぼ到着するという場所に、海岸に下りる階段がありました。なぜか海につながる階段を見ると萌えてしまうのです・・・水中遺跡と海中都市が大好きだからでしょうか笑。

嚴島神社をお守りくださっている狛犬とパシャリ。

こちらで拝観受付です。まだ人が少なくて嬉しい! 朝9時ころの様子です。拝観料についてはこちらをご覧ください。

こちらは東回廊入口。現在はフェリー乗り場からの導線で、こちらから入場することが多いと思うのですが、こちらは本来は出口であった場所。そのため、背景を知って納得!と思いましたが、「ザ・嚴島神社」の壮麗な姿を期待していた身には、ちょっと質素に見えました。

参拝の前に、手水舎でお清めをしましょう。この時はまだ柄杓があったんですね。

それでは回廊に進んでいきましょう。

この朱のいろ・・・京都の千本鳥居と同じ色合いだと思うのですが、この壁の白と柱の朱色はいかにも日本らしい、神域へとつながるような世界ですね。

ちょうど朝日が当たって、満潮なので回廊の奥まで水が届いて、きらきら煌めく水の波紋が天井を照らしていました。動画でご覧ください。

フランスの、モンサンミッシェルにも行ったのですが、干潮時で「海に浮かぶ僧院」ではなく、「地続きの僧院」になってしまったんですよ。この後干潮時の写真も出てきますが、拝殿や本殿の参拝に関していえば、絶対的に満潮時のほうが美しいと思います!

こちらは早朝時の拝殿。ちゃんと参拝していたんですね・・・実はあまりにも人がいなくて印象が薄く、出口から出た後で「あれ?私拝殿でちゃんと参拝したっけ?」と不安になって・・・

弥山と登山後に再度参拝してしまいました笑。午後は人が多かったですね。

嚴島神社の御祭神は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の三柱です。この女神たちは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)が高天原(たかまのはら)で剣玉の御誓(うけい)をされた時に御出現になった神々です。

ざっと説明すると、素盞鳴尊が天照大御神に身の潔白を証明するために、自身の身に着けている剣を天照大御神に渡し、代わりに天照大御神は玉を渡し、それぞれそれをかみ砕き、素盞鳴尊からは三女神が、天照大御神からは五男神が生まれ、「女神が生まれたということは俺に裏心は無いね」と納得させたという神話です。天照大御神はこれを受け、素盞鳴尊を高天原に迎え入れるのですが・・・そこで問題行動を起こしまくり、それに絶望した天照大御神が天岩戸にお隠れになる・・・という話につながります。

推古天皇の時代にこの地に御鎮座され、平清盛の篤い崇敬で有名です。

この地は高天原から連れてきた神鴉(ごからす)の先導のもとに選ばれたということですが、鴉ならぬ鳩が私を迎えてくれました。この写真は平舞台の横、右門客神社(みぎかどまろうどじんじゃ)の屋根です。

平舞台、右門客神社(みぎかどまろうどじんじゃ)です。御祭神は櫛磐窓神(くしいわまどのかみ)。

火焼前から大鳥居を臨むこのアングル、絵になりますよね。大人気のフォトスポットでした。

左楽坊前から平舞台、祓殿を臨む。祓殿は奈良朝の「三棟造」と呼ばれる様式で、下から見上げると二つの化粧屋根裏が見えるそう。

祓殿は奈良朝の「三棟造」と呼ばれる様式で、下から見上げると二つの化粧屋根裏が見えるそう。祓殿から大鳥居を臨む。

平舞台を一周してくると、御朱印受付と、おみくじやお守りの授与所がありました。私はここで、お守りしゃもじをいただきました。

嚴島神社の御朱印はこちらから

こういう、古くからあるおみくじって、なんだかご利益がある気がして、いつもは引かないおみくじを引いてしまいました笑。

数字だけが棒の先に書かれていて、該当する引き出しからおみくじをいただく様式です。

回廊をさらに進むと、重要文化財「大国神社(だいこくじんじゃ)」がありました。

御祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)で、かつてはお供え物をここに仮に安置し、その後御本殿に運んでいたそう。

大国神社の裏手に、ひっそりと「天神社」がありました。「絵馬奉納所」の文字に惹かれて進みます。

重要文化財「天神社」の御祭神は菅原道真公。明治の中頃まではこちらで連歌を興行したことから「連歌堂」とも呼ばれているそう。

天神社から「反橋」を臨む。反橋は昔勅使や上卿など身分の高い方が参拝するときに渡った橋だとか。重要文化財。

西回廊に戻ってきました。海上に浮かぶ能舞台、素敵ですね。

参拝を終え、境内の外に出てきました。御手洗川沿い、西松原より嚴島神社を臨む。

西松原から工事中の大鳥居を撮影。

嚴島神社の末社「清盛神社」に向かう途中に発見した、工事中の大鳥居へ工事の方が向かう通路入り口。「大鳥居に接近できるなんでうらやましい」とみていましたが、干潮のMAXの時は、歩いて大鳥居の足元まで渡れるんでね・・・後ほど写真でご紹介します。

宝物館

西回廊側の出口(かつての入り口)からほど近い場所に宝物館があります。こちらの宝物館には嚴島神社に由来の宝物が収蔵されているのですが、なんといっても目玉は国宝の平家納経(へいけのうきょう)でしょう。

嚴島神社は平家の崇敬の篤い神社として知られていますが、平清盛願文から始まり、33巻の経典からから成り立っていて、 平清盛の令で平家一門の人々が1巻ずつ結縁書写して、嚴島神社に奉納したものと言われています。それは単純に「御経」でイメージするものとは異なり、絢爛豪華な税を極めた逸品です。
 

エントランスに置かれたこの大きな幹は・・・

なんと、大鳥居の根元材だそうです。これは昭和26年の大補修の際に取り換えられた楠の旧根元材。

弥山から戻ってびっくり! 干潮時の嚴島神社は大鳥居まで行けちゃうんです!

弥山から昼過ぎに戻ってきて、あまりの景色の変貌ぶりにびっくりしました。この日、朝の参拝時が満潮、弥山から戻ってきた時間帯が一番の干潮だったようで、見渡す限り「干上がってまいます」笑。この光景、モンサンミッシェル状態とでも言いましょうか・・・「海に浮かぶが見たかったのにー」と叫びたくなる光景です。

回廊を回っていて見つけた「鏡の池」の案内版ですが、朝は海水で埋もれていて「へぇー」としか思わなかったのですが、干潮時にはこの通り。見事に昔の手鏡の形をしていますね。なるほどと腹落ちしました。

平舞台にある、石灯籠の跡元部分も露出していました。こういう石の台の上に載っていたんですね。「嵐でも倒れないのはなぜだろう?」と思っていたので、こういう土台部分が見えるのはちょっと嬉しい。

折角の風情ある能舞台もすっからかん、といった感じです。舞台の前に飛び石が置かれていますね。ここを使う人はいるのかしら?

散々「モンサンミッシェル状態」とがっかり感を出してしまいましたが、悪いことばかりではありません。いつもは秋相はるかに眺める大鳥居が目の前に。なんなら工事の足場までいけちゃいます。

大鳥居って、自分の重さだけで自立しているんだそうです。今だと「海底に杭を打ち込んで・・・」と考えてしまいますが、昔の技術ってすごいんですね。大鳥居を見上げながら、次回は覆いの取れた姿での再会を心に決めました。

やはりお勧めは、満潮干潮どちらも体験することですよ。ぜひお試しください。

嚴島神社参拝案内

参拝時間

月日(から)月日(まで)開門閉門
1月1日  0時00分18時30分
1月2日1月3日6時30分18時30分
1月4日2月末日6時30分17時30分
3月1日10月14日6時30分18時00分
10月15日11月30日6時30分17時30分
12月1日12月31日6時30分17時00分

拝観料

個人/団体成年/学年神社宝物館共通割引
個人大人300円300円500円
拝観時間と拝観料は公式Pより転記

広島Contents

  1. リーガロイヤルホテル広島 スタンダードフロア 宿泊記
  2. リーガロイヤルホテル広島 リーガトップ朝食
  3. 宮島へのアクセス
  4. 宮島グルメを一挙ご紹介!
  5. 満潮と干潮 嚴島神社の二つの顔
  6. 宮島散策
  7. 大願寺と厳島龍神、九本松
  8. 弥山 恋人の聖地
  9. 弥山 山頂展望台へ
  10. 千畳閣(豊国神社)は嚴島神社絶景View
  11. 宮島で最も古い寺院 大聖院
  12. 鎮魂 原爆ドームと平和記念公園
  13. 広島県人の誇り、広島城と廣島護国神社

次回は「宮島散策」をご紹介します。

4/21追記: 「ミステリという勿れ」を購入して、寝ないで読んでしまいました笑。ちょうど厳島神社のくだりが出てくるのですが、実際の風景はこちら。漫画を読んだ方は「ああ!これか!」と納得されるはず。

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