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京都駅から徒歩10分、世界遺産を独り占め !
今回の旅行は、観光半分、ワーケーション半分の比重で、この日はワーケーションの日。私の定時は9時30分~18時なので、観光するならば定時前、定時後となりますが、桜のシーズンはいいですね! 日の出の時間が早いので、就業前にちょっとしたお散歩が楽しめてしまいますし、終業後は各寺院で趣向を凝らしたライトアップがあります。
その中でも、時期が合えば・・・と期待していたのが、東寺の「不二桜」。
「そうだ京都、行こう。」キャンペーンでご覧になった方も多いと思われる「五重の塔」+「枝垂れ桜」の絶景は、この東寺でご覧いただくことができます。
今回は残念ながらご縁がなく、「不二桜」は葉桜になってしまっていましたが、まだ八重桜はいくつか咲いていましたし、何よりも早朝の「独り占め」感が快感で、クセになりそう!
宿泊していた、京都駅至近のサンラテラスザ・ギャラリーからは徒歩10分ほどで、朝食前、朝食後の軽い散歩にも最適です。
サクラテラスザ・ギャラリーからのアクセス
こちらが宿泊していた、サクラテラスザ・ギャラリーのNorth棟です。朝食前の散歩、と洒落込み出発しました。朝早いので、いつもは開放されている、道路側の木のドアも全部閉まっていますね。
この道路の最奥に見えているのが京都駅です。
京都駅を背に進むと、この理髪店と電気屋さんの十字路にぶつかりますので、ここを右折してください。この道路、いま改めて調べてみたら「東寺道コミュニティ道路」というようです。道理で直進するだけで東寺に到着したはずです笑。
先ほどの十字路を右折したらひたすら直進です。これは帰路に撮影したし写真ですが、イオンモールKYOTOの横を通ります。油小路東寺道の大通りを渡ってさらに直進します。イオンモールの辺りで道路の名称が変わり「東寺道」になります。
慶賀門
東寺道をーの突き当りにあるのが、広大な敷地の東門に当る、「慶賀門」です。夜桜ライトアップはこちらの門からの入場になります。
東寺では、3月20日(土)~5月25日(火)ので、「春の特別拝観」も開催されていました。こちらは通常非公開の寺宝などを見るチャンスです。
ちなみに私のイメージですと、「神社=拝観料はかからない」「寺院=拝観料が必要」だったのですが、今回参拝した東寺は、拝観料がかかる建物とかからない建物があるんですね。
早朝散歩だと5時の開門と共に開いている御影堂や境内を散策するしかないのですが、それでも十分な満足感が得られます。ただ外観から見てもあまりにも建物が良いので、内部も見たい欲が出ましたね。有料の建物の拝観開始は8時半-9時くらいなので、次回は全部の建物を見尽くしてみたいです。
下記、公式HPより、拝観に関する情報を転載させていただきました。(引用:東寺公式HP)
拝観案内
開門時間 : 午前5時 開門、午後5時 閉門
拝観時間 : 金堂、講堂は午前8時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)宝物館、観智院は午前9時〜午後5時(午後4時30分 受付終了)
拝観料 : 御影堂、食堂などの拝観は無料です。どうぞ、お参りください。一方、有料拝観となる金堂・講堂・五重塔は、通年で公開していますが、五重塔初層内部、宝物館の公開は、特別公開や特別参拝などの会期中に限られていますので、ご注意ください。
史蹟 教王護国寺境内
そういえば、東寺=教王護国寺 でした。歴史で習いましたね!
そして東寺は、真言宗の総本山でもあります。ここは空海が密教を学び唐から帰国した後、嵯峨天皇によってこの地を与えられ、新しい仏教「密教」の普及に励んだ場所なのです。明日、空海が住居を構えた「御影堂」もご紹介しますね。
夜桜ライトアップの順路
慶賀門から入ると左側に仕切りが作られていて、これが夜桜ライトアップの入場を待つ方の整理列のようです。今は五重の塔エリアも閉まっているので、このまま直進します。
石畳の道を進むと、春の特別拝観で中に入れる、観智院の案内がありました。時間的には無理なのですが、折角なので門の前まで行ってみよう! と北大門方面へ向かいました。
ちょうどこの案内板が置かれていた場所の桜はかろうじてまだ花が残っていました。
北大門
矢印では北大門を抜けて進む、という配置だったのでどんどん北に向かって進みます。この写真は北大門を抜けて、振り返って撮影したもの。
北大門を抜けて、特別拝観の観智院へ
北大門を過ぎるとすぐそばに東寺を囲むお堀があり、小さな石橋がかかっています。御堀端の八重桜が満開で嬉しくなりました。見ごろの桜は、この旅で初めてです。
花弁が濃いピンクの桜は写真映えしていいですね。たわわに実る、は果実を称えるときに使う言葉かもしれませんが、まさに「たわわに」という表現がぴったりなほど、見ごろの八重桜でした。
観智院
北大門を出てすぐに観智院を見つけました。
観智院の説明書きに曰く
教王護国寺(東寺)の塔頭で、別格本山である。
延慶元年(1308)、後宇多法皇が東寺西院に三年間参龍され、二十一院を建立されたうちの一つで、杲宝を開基とする。代々学僧が居住し、東寺の塔頭の中で最も格式が高く、当院の住持が東寺の別当職を兼ねた。古来多くの経文、書籍を所有し、徳川家康が古書を調査して、一宗の観学院として後学の用に供するよう命じたことがある。
現在の建物は、慶長十年(1605)に完成した客殿(国宝)をはじめ、本堂、書院、土蔵、門など、いずれも江戸時代の建築物である。客殿は、入母屋造、こけら葺の代表的な書院造の住宅建築で、床の間の「鷲の図」、襖絵の「竹林の図」は宮本武蔵の筆と伝えられる。
本堂には山科安祥寺の恵運が唐から唐から請来した五大虚空蔵菩薩像(重要文化財)を安置している。
お堀の橋で猫ちゃんに遭遇
観智院を心の眼でじっくりと見て笑、北大門に戻ります。途中の石橋で何やら小さな鳴き声が聞こえてきました。猫の声に聞こえますが、どこにも姿が見えず・・・
と思ったら見事な擬態! 欄干の隙間に、石の模様と同化するようにお猫様降臨! おとなしくて可愛らしい猫ちゃんでした。
手水場
北大門のそばにある、大きな手水場。
宝物館
同じく北大門に接して建っている「宝物館」
宝物館の開館期間は決まっていて、春期特別公開 3月20日~5月25日と 秋期特別公開 9月20日~11月25日 の2回だけ。期間は比較的長いので、桜か紅葉のシーズンに訪れたいですね。東寺は寺宝もたくさん保有しており、なんと国宝25件・81点、重要文化財は52件・23,603点もあるのだそう。
南大門
こちらは敷地の一番南にある「南大門」。実はここが東寺の「正門」に当ります。
南大門の面する九条通りから、東大寺の五重塔を眺める。
南大門のそばにはユネスコの「世界遺産」の案内板が置かれていました。
次回は「早朝の東寺散策その2」です。
京都・滋賀Contents
01-石清水八幡宮 京都駅からのアクセス
02-「勝」の石清水八幡宮 昇殿参拝体験記
03-石清水八幡宮摂社、末社
04-石清水八幡宮帰路と展望台
05-京都伏見「鳥せい」本店でランチ
06-雨の伏見散策
07-史跡 寺田屋と外観
08-今も宿泊できる!?伏見 寺田屋内観
09-サクラテラスザ・ギャラリーNorth施設紹介
10-サクラテラスザ・ギャラリーSouth施設紹介
11-サクラテラスザ・ギャラリー スーペリアダブル宿泊記
12-サクラテラス・ザ・ギャラリー朝食
13-サクラテラス・ザ・ギャラリー夕食
14-日吉大社へのアクセスと 西本宮参道
15-日吉大社 西本宮 参拝記
16-日吉大社 宇佐宮 参拝記
17-日吉大社 白山宮 参拝記
18-日吉大社 三宮遥拝所と神輿収蔵庫
19-日吉大社 樹下宮、東本宮 参拝記
20-日吉大社 東本宮 参道
21-比叡山延暦寺 坂本からのアクセス
22-比叡山延暦寺 東塔エリア 参拝記
23-比叡山延暦寺 横川エリア 参拝記
24-比叡山延暦寺 西塔エリア 参拝記
25-早朝の東寺散策 その1
26-早朝の東寺散策 その2
27-メルキュール京都ステーション ホテル施設紹介
28-メルキュール京都ステーション ワーケーションスペース
29-メルキュール京都ステーション 宿泊体験記
30-メルキュール京都ステーション 朝食
31-メルキュール京都ステーション トラットリアM Kyoto
32-『細雪』で谷崎が称えた、平安神宮の枝垂れ桜
33-上賀茂神社の斎王桜
34-西本願寺 お西さんを知ろう!
35-西本願寺 早朝参拝のススメ
36-二条城 夜桜ライトアップーNAKED FLOWRS 2021ー桜ー 世界遺産・二条城
37-下鴨神社(賀茂御祖神社) 参拝記
38-京都グルメ編-出町ふたばの豆餅と加茂みたらし茶屋の加茂団子
39-京都グルメ編-焼肉 弘商店 京都駅西
40-京都グルメ編-中村藤𠮷のきつね抹茶うどんセット
41-京都土産2021春
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