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薬師寺白鳳伽藍と 国宝 東塔 初層特別開扉 を見に行こう!
2週間も執筆期間があいてしまいました・・・!その間に、京都での長期ワーケーション予定でしたが、夏休みをいただけたので、一生に一度の贅沢グルメツアーを敢行してきました。一人ではなかなか行きづらいお店ばかりなので、一緒に行ってくれたお友達に感謝です。GWに行った沖縄の記事もアップしていないし、書きたいことが山積みです笑。京都の記事の続きになりますし、先に今回の旅行の記事を上げるかもしれません。我ながら良いお店のチョイスができたと思うので、お楽しみに♪
アクセス
近鉄京都駅からバスで薬師寺まで行けるようなのですが、本数が少なかったので今回は近鉄で最寄り駅の西ノ京駅まで行くことにしました。恥ずかしながら乗る電車を間違えて大幅に時間のロス! 現在住んでいるところが「来た電車に乗れば目的地に着く」という場所なので、行き先や停車駅を確認して乗る電車はなかなか難しい!なんとか西ノ京駅にたどり着いた時には、春の日差しがぽかぽか、鶯の鳴き声に癒される参拝にはちょうどよい時間になっていました。
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近鉄西ノ京駅
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駅前にあった案内板。駅から見て右側が広大な白鳳伽藍エリア、左側はもう少し小ぶりな、玄奘三蔵院伽藍エリアになります。本当に駅地チカなんですね。
北拝観受付と興樂門
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うすうす感じていましたが、この反対側、春日大社や法隆寺からのバスが停まるバス停側の「重要文化財 南大門」から入場したほうが感動が大きい拝観ルートかもしれません。今回は北受付でチケットを購入しました。
拝観時間 午前8時30分~午後5時(受付:午後4時30分まで)
拝観料 金堂、大講堂、東院堂、東塔 (初層開扉)、西塔 (初層開扉)、食堂、西僧坊(水煙特別公開・平成の寶玉展)、 玄奘三蔵院伽藍 をすべて拝観できる特別共通割引券は、大人1600円
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ユネスコ世界文化遺産の石碑
御朱印授与所
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正面に見えているカウンターで御朱印をいただくことができるほか、お守りなどもこちらで購入できますよ。 金堂にある国宝の薬師如来台座のレプリカがあり、近くで細かな装飾を見ることができます。
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境内図を見ていたところ、南大門側から順番に見て回ったほうがよさそうだったので、背の高い東塔を目指して進みます。
奥の大きな建物が食堂、手前の細長い建物が東個坊ですね。食堂は拝観料に含まれている建物ですが、ルート的には最後の拝観になるようです。
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右から金堂、東塔、手前の朱塗りの柱が使われているのが東回廊です。
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東回廊の門から金堂がちらりと見えます。
東回廊
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東回廊は朱塗りの柱に白壁が美しく、緑の桟がアクセントになっています。
国宝 東院堂
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東回廊を進むと、左手に東院堂が見えてきました。
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こちらの東院堂には、国宝の聖観世音菩薩像と、重要文化財の四天王立像が安置され、とても見ごたえがあります。
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東院堂は、養老年間(717~724)に長屋王の正妃である吉備内親王が母の元明天皇の冥福を祈り建立しました。 現在の建物は弘安8年(1285)に正面7間、側面4間の入母屋造本瓦葺で、南向きで再建されましたが、享保18年(1733)に西向きに変えられました。鎌倉時代後期の和様仏堂の好例です。
引用: 薬師寺公式HP
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東院堂からみた、東回廊越しの東塔と西塔
中門
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中門から拝観スタート! この空と風の気持ちよいこと! 「祝福された空間」というイメージそのままで心が喜びに満たされます。
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まずは正面に金堂がみえるこの場所で一礼。
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中門から回廊を通って、「国宝 東塔 初層特別開扉」拝観へ。この 初層特別開扉 は、令和3年3月1日より令和4年1月16日までの期間限定で行われています。
国宝 東塔 初層特別開扉
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コロナで遅延していた、国宝 東塔 初層特別開扉が3月から開始されていました。運よくその期間に参拝できたので、期待に胸躍らせ東塔に向かいます。
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回廊から東塔へは特設の渡り廊下が作られていました。
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こちらが開扉されている場所ですね。朝早かったので、ゆっくりとその世界を堪能することができました。公開期間が1年未満と短いので、ぜひ今年足を運んでくださいね。期間限定の授与品もお見逃しなく!
国宝 東塔 初層特別開扉 についてはこちらから
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東塔は薬師寺創建当初から唯一現存する、平城京最古の建造物なのだそう。
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東塔には屋根が6つありますが、内部は三層になっており三重塔です。下から1,3,5番目の小さな屋根は裳階と呼ばれる飾り屋根で、各層に裳階がつけられた塔は薬師寺だけです。屋根の大小がおりなすバランスはとても美しく、 「凍れる音楽」と称されます。
引用:薬師寺公式HP
金堂
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中門を入って正面に堂々と煌びやかな姿を見せるのが薬師寺 金堂です。ここは僧侶であっても入堂が許されない特別な御堂だったのだそうです。
金堂には国宝薬師三尊像や同じく国宝の薬師如来台座、吉祥天女画像が安置されています。
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金堂と中門の間にある燈籠は、繊細な細工が素晴らしく、インスタ映えします笑。公式の動画でもここから撮影したものが使われていますね。左から金堂、右の塔は西塔です。
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西塔
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西塔は昭和56年(1981)に再建されたもので、 いまだ美しい色彩で創建当時の様を見せてくれています。
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東塔と同じく、下から見上げるように撮影してみました。両塔の色合いの違いがわかりますね。個人的には風雪を感じさせる東塔が好みでしょうか。
西塔内陣には、文化勲章受章者の中村晋也氏による釈迦八相像のうち果相の四相が祀られているのですが、これが必見です。昔ヨーロッパを旅したときに、よく教会内部で布教のためのイエス・キリストの生涯をみて、その美しさ、荘厳さに入信する方がいるのも納得と感じたものですが、この四相もお釈迦様の一生を描いていて非常に感動的です。
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大講堂
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奈良の古寺では修学道場である講堂が建てられ、僧侶は集まって仏教の教義について学び義論を重ねました。 薬師寺では、その大きさから大講堂と呼ばれています。創建時には、持統天皇が天武天皇の七回忌にあたり、極楽浄土の様相を現して刺繍で作らせた高さ約9m、幅6.5mの阿弥陀三尊繍仏が本尊として祀られていました。 しかし、大講堂は享禄の兵火(1528)によって焼失し、この阿弥陀三尊繍仏も失われてしまいました。 焼失した大講堂は、嘉永5年(1852)に復興しましたが、もとの大講堂に比べると小さなお堂でした。 平成15年(2003)に創建当初の規模で大講堂は再建されました。現在は、弥勒三尊像をお祀りし、法相唯識の道場として、最勝会や慈恩会など論義法会が行われています。
引用:薬師寺公式HP
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大講堂も西塔と同じく、創建当時の華やかさが感じられる煌びやかな様相です。前面の扉がすべて開かれていて、春のそよ風が安置されている重要文化財の弥勒三尊像や釈迦十大弟子を撫でていきました。
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大講堂を抜けると、右に食堂、左に西僧坊の入り口があります。こちらは拝観券の半券をかごに入れて入堂しました。
食堂
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食堂は、約300人が一堂に会し食事できる規模の御堂ですが、現在その内部は現代アートとも呼ぶべき空間になっています。
堂内に入ると、他の御堂とは違う空調のきいた薄暗い空間に、 田渕俊夫画伯 筆「阿弥陀三尊浄土図」 中心に、 14面全長50mにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が祀られ、天井には 伊藤豊雄氏のデザインによる雲海が大胆に配置されています。仏教用語に詳しくないので間違っていたら申し訳ないのですが、現在の曼陀羅といったものではないかと推察しました。
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西僧坊で、凍れる音楽を見る
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西僧坊は薬師寺の寺宝の展示室のようになっていました。中央にあるのが有名な東塔相輪水煙(とうとうそうりんすいえん)のレプリカです。
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東塔相輪上部の水煙は、他の塔のものと比べて実にデザイン性に富んだものになっています。笛を吹きながら踊る奏楽天人、花籠を捧げる天人、蓮のつぼみを捧げ持ちながら降りてくる天人ととても躍動的です。
引用:薬師寺公式HP
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西僧坊全体写真
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じっくり見れば見るほど、天女の衣を使ったデザインの美しさに感嘆します。天女の衣は下から上へと流動感を持って再現されています。
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水煙は東塔の最上部、こちらに配置されているんですね。
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水煙を支える 檫 管(さっかん)に薬師寺の縁起が記されているのだそう。
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銘によると、薬師寺は天武天皇が発願し、持統天皇が造営を引き継いだという、薬師寺の創建に関する最古の資料の一つだそう。
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これが実際の「東塔相輪檫銘(とうとうそうりんさつめい)」奈良時代のものです。
次回は「薬師寺 玄奘三蔵伽藍エリア参拝記」をご紹介します。
奈良Contents
01-AN-GRANDEホテル奈良 ホテル 宿泊記 施設紹介
02-AN-GRANDEホテル奈良 スーペリアツイン宿泊記
03-AN-GRANDEホテル奈良 Dining an-saison 朝食
04-奈良 氷室神社参拝記
05-早朝散歩で春日大社へ
06-薬師寺 白鳳伽藍エリア参拝記
07-薬師寺 玄奘三蔵院伽藍エリア参拝記
08-唐招提寺 鑑真和上御廟 参拝記
09-奈良国立博物館で金峯山寺仁王門金剛力士立像を見る
10-東大寺 南大門から中門へ
11-東大寺 大仏殿参拝記
12-東大寺 二月堂 三月堂 参拝記
13-東大寺周辺観光
14-興福寺 参拝記
15-奈良観光-あぶれちやった写真あれこれ
16-天丼まきの 奈良東向き商店街店
17-柿の葉寿司のゐざさ 中谷本舗 夢風ひろば店
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