アラフィフ旅マニア ブログ。神社仏閣、仏像、遺跡、御朱印、美術館と、ちょっと贅沢なリゾートをご紹介します。

世界に誇る日本庭園 足立美術館

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ミシュランガイド三ツ星、日本庭園ランキング18年連続日本一の実力とは

世界に誇る日本庭園「足立美術館」ADACHI MUSEUM OF ART

JR特急スーパーまつかぜで安来へ

JRの線路は一畑電車の逆、宍道湖の南川を宍道湖に沿うように走っています。スピードも違います。そのため、車窓から見える景色が違う・・・山々から太陽が顔をのぞかせ、ヤマタノオロチの伝説を生んだともいわれる斐伊川を越え・・・窓を通り過ぎる景色に目を奪われていました。

さて、今日の最初の目的地は「足立美術館」です。

足立美術館は「日本庭園No.1」としてメディアで取り上げられることも多く、以前から興味はありました。ただ、出雲大社からのアクセスを調べると松江のさらに先、普通列車だと1時間15分程度、特急でも40-50分かかるんですね。最寄駅からさらにシャトルバスと、合計2時間-2時間半くらいはかかりそうです。そのため早朝駅に向かい、JR特急まつかぜ(7:28発/安来8:14着)に乗車しました。

今日はホテルをチェックアウトして、荷物をすべて持っての移動です。この日、広島へ高速バスでの移動を予定していて、当初は出雲市駅からの発着便を想定し、ホテルに荷物を預けて観光、出雲市⇔安来の往復を想定していたのですが、安来に近い松江からのほうが本数も多く、料金も安くなることを知り、荷物を持っての観光、移動を選択しました。事前にホームページで調べたところ、有難いことに足立美術館では無料のロッカーがあり、大型のスーツケースであれば職員の方に申し出て預かってもらえるとのこと。

タイムスケジュール(2020年3月20日祝日)

JR出雲市駅発 JR特急まつかぜ(7:28) ⇒ 安来駅着(8:14) ⇒ 安来駅発 足立美術館無料シャトルバス(8:50)⇒ 足立美術館着(9:10) ⇒ 足立美術館発 足立美術館発無料シャトルバス(11:30) ⇒ 安来駅着(11:50) ⇒ 安来駅発 JR山陰本線(12:05) ⇒ 松江駅着(12:33) ⇒ 松江駅発 市営バス(12:41) ⇒ 八重垣神社着(13:01) ⇒ 八重垣神社発市営バス(13:25) ⇒ 松江駅着(13:47) ⇒ 松江駅発一畑バス(13:55) ⇒ 玉造温泉着(14:24) ⇒ 徒歩で玉作湯神社日帰り温泉「ゆ~ゆ」へ ⇒ 玉造温泉発一畑バス(16:45) ⇒ 松江駅着(17:15) ⇒ 松江駅発高速バス広島行き(17:40) ⇒ 広島バスセンター着(20:44) ⇒ 徒歩でリーガロイヤル広島へ(隣の建物)

足立美術館シャトルバス時刻表はこちらから
松江市市営バスの時刻表はこちらから
一畑バス時刻表はこちらから
高速バス時刻表はこちらから

安来駅からのアクセス

安来駅駅舎内。待合室が広くとられている印象です。木製の大きな机もあって、そこで観光情報を集めて時間をつぶしました。

駅舎を出るとすぐに目につくのが、足立美術館行き無料送迎バスのりばの案内です。

安来駅には8時14分到着。予定よりも早く着いてしまいました。ただ、無料のシャトルバスの1便に乗って空いている時間帯に美術館鑑賞したかったので仕方ありません。どう考えてもこの美術館大混雑が予想されますし、実際にコロナ禍でも混んでいましたから、午前中に予定を組んだのは正解だったと思います。

安来駅駅舎全景。温かみのある配色ですね。

足立美術館到着

足立美術館には9時10分頃到着しました。9時が開館時間なのでちょっと遅刻気分で焦ります笑。

こちらの美術館は大人気なので、到着したらまず帰りのシャトルバスの予約票をもらっておくことをお勧めします。入館チケットを購入するカウンターの前のデスクにチケットが置かれているので、そこから出発時間が書かれたチケットを人数分とっておき、乗車時に見せるスタイルです。私は予定していたよりも早く鑑賞を終えたので、一周して戻ってきた際に直近のチケットと交換できましたので、最初に決めた時間に縛られることは無いようです。早い者勝ちなので希望の時間が無くなってしまっていたらこの方法は不可です。

開館時間

年中無休

夏 季4月-9月9:00-17:30
冬 季10月-3月9:00-17:00

入館料

平成26年4月1日改訂

区 分
(税込)
個 人団 体
(20名以上)
団 体
(100名以上)
大 人2,300円1,900円1,700円
大学生1,800円1,500円1,300円
高校生1,000円800円700円
小中生500円400円300円
引用:開館時間、入館料とも足立美術館公式HP

日本一の庭園鑑賞


足立美術館は足立全康氏が作った私設美術館です。ここは「日本庭園と横山大観コレクション」で有名ですが、それは美術館の基本理念によるものだそうです。

すなわち日本庭園と日本画の調和は、当館創設以来の基本方針であります。それは、日本人なら誰でも分かる日本庭園を通して、四季の美に触れていただき、その感動をもって横山大観という、日本人なら誰でも知っている画家の作品に接することで、日本画の魅力を理解していただきたい。そして、まず大観を知ることによってその他の画家や作品に興味を持っていただき、ひいては日本画の美、すなわち「美の感動」に接していただきたいという、創設者 足立全康(あだちぜんこう)の強く深い願いがあってのことなのです。

引用:足立美術館公式HP


その基本方針が実を結び、フランスの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも最高評価の「三つ星」獲得しています。「三つ星」とは、そこを目的地としてわざわざ旅行する価値がある場所、ということだそうです。

※横山大観の名作「白沙青松」をモチーフにした「白砂青松庭」

また、アメリカの日本庭園専門誌でも、「日本庭園ランキング」で「18年連続日本一」に選ばれています。よくメディアで見かける庭園は、このガラス張りの空間から見たものなんですね。遠くの山並みまで借景にして完璧に計算された見事な庭園です。

喫茶室「翠」では、日本一の庭園を鑑賞しながら珈琲、紅茶と季節のアイスクリームをいただくことができます。

さて日本一の庭園を見学したら、次は美術館の誇る日本画や陶磁器のコレクションを見に行きましょう。

池庭と煎茶室「清風」

本館横にある池庭。奥に見えるのは煎茶室「清風」。

いいけい

池庭に囲まれた喫茶室「大観」では、見事な日本庭園を鑑賞しながら甘味や軽食を愉しむことができます。他よりも食事メニューが充実していますね。

煎茶室「清風」にある「生の掛軸」。床の間の壁をくり抜き、あたかも一服の絵画がかかっているように「庭園絵画」が見られる、足立美術館の名物のひとつ。

茶室 寿楽庵。こちらは2021年3月23日(火)~4月8日(木)まで工事中で、その期間は「喫茶室大観」にてお抹茶を提供しているそうです。

松江へ出発

美術館を出ると、バス乗り場までの道筋にお土産屋さんが連なっています。

シャトルバスで安来駅まで戻ってきました。ここから松江駅に向かいます。ちょうどお昼時になりました。


出雲Contents

  1. いざ!出雲大社へ-出雲空港(出雲縁結び空港)
  2. 天然温泉 八雲の湯 ドーミーイン出雲
  3. のどくろ専門居酒屋「のどくろ日本海」
  4. 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)と経島(ふみしま)
  5. 八百万の神が上陸する地、稲佐の浜
  6. 神話の舞台、神迎の道 上の社 屏風岩
  7. 出雲そばの名店 荒木屋
  8. 旧大社駅舎
  9. 出雲大社「八足門」内で特別参拝 体験記
  10. 一畑電鉄で松江しんじ湖温泉へ
  11. 島根美術館と宍道湖の夕日
  12. 世界に誇る日本庭園 足立美術館
  13. 縁結びに効果あり!八重垣神社鏡の池の水占い
  14. 私的パワースポット!玉作湯神社
  15. 美人の湯で有名な玉造温泉で日帰り入浴

次回は「縁結びに効果あり!八重垣神社の水占い」をご紹介します。

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