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因幡の白兎と神代から続く夕日が名物の美術館
日本を代表する夕日スポット宍道湖@島根県立美術館周辺
ぐるっと松江レイルバスを使って県立美術館へ
出雲空港で購入した「縁結びパーフェクトチケット」を、運転手さんに見せると、「ぐるっと松江レイクライン」の「レイクライン一日乗車券」と引き換えていただけます。今回は往復しか乗車しないのですが、せっかくフリーになるので有難く使用させていただきました。
ぐるっと松江レイクラインは、50分で市内の主要観光地を一周するバスで、3月~11月/12月~2月で運行時間が変わるようです。また、夕日推しなだけに、「夕日鑑賞ルート」という、まさに夕日鑑賞に特化したバス運行もあるんですよ。本気度がすごい。パンフレットも奇麗なので、ぜひご覧になってくださいね。私は松江しんじ湖温泉駅から宍道湖大橋を渡り、県立美術館で下車しました。乗車時間は15分ほどでした。
島根県立美術館で兎と夕日鑑賞
島根県立美術館に到着しました。この美術館、あまりにも夕日スポットとして有名で、夕日目当ての観光客のほうが多いような気もいたします・・・。
美術館のエントランス。建物両側にガラスが多用されていて、ここから目を右に転じると、宍道湖が見渡すことができます。
エントランスロビー入り口に展示されているブロンズ像。
自由に滞在できるカフェスペース。ここから見る夕日がすでに素敵。
さらに窓に近づいて撮影。夕日がまだ硬質でプラチナのような輝きです。
アリスティッド・マイヨールの《河》が印象的な1階企画展示室前のギャラリー。企画展は「柳宗理」でした。洗練されたプロダクトデザインの「柳宗理」は好きなので見たかったなぁ。
ちなみに、当然美術館は入場料がかかるのですが、展示を見なければ無料・・・夕日鑑賞だけだと料金がかからないんです。スタッフの方に確認してしまった・・・。
当日券
企画展 | コレクション展 | 企画展・ コレクション展 セット | |
---|---|---|---|
一 般 | 1,000 (800)円 | 300 (240)円 | 1,150 (920)円 |
大学生 | 600 (450)円 | 200 (160)円 | 700 (530)円 |
小中高生 | 300 (250)円 | 無 料 | 300 (250)円 |
そしてちょっとHP調べていてびっくりしてしまったのが、美術館のホームページに年間の日没時間の紹介ページがある・・・親切過ぎませんか?
屋外彫刻ゾーンで縁結のご利益のある兎をなでる
美術館の庭に出てきました。まだ東向きだと明るい。宍道湖大橋が臨めます。白い彫刻は、「渡辺 豊重 《会話》」。作者は制作中この作品を「海幸彦」「山幸彦」と呼んでいたそう。「海幸彦」と「山幸彦」が語り合っているんでしょうか。このほかにも、宍道湖を臨む庭園と敷地にあわせて8体の彫刻が展示されています。
これが良く写真で見かける「縁結びスポット」です。《宍道湖うさぎ》という作品。
庭園の芝生に12羽のうさぎが跳ねています。宍道湖側から数えて2番目のうさぎの周りだけちょっと様子が違います。西の方角を向いてうさぎをなでると幸せが訪れる、というご利益のある兎さんなんです。
お供え物ならぬ、お供え蜆(しじみ)がたくさん・・・というのが宍道湖らしいですね笑。こちらから美術館建物を見ると、宍道湖の面した側が全面ガラス張りというのがよくわかりますね。
ちなみにこの美術館、2009年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で星1つを獲得している、世界が認める観光スポットらしいですよ。夕日推しの本気度がすごい。
「日本の夕陽百選」にも選ばれた、当館から望む宍道湖の夕日は格別です。ゆっくりとご観賞いただけますよう、3月から9月は日没後30分まで開館しています。
引用:島根県立美術館公式HP
リストランテ ヴェッキオロッソでチーズケーキ
ちょっとだけでも利益に貢献したくて、美術館1階にある「リストランテ ヴェッキオロッソ」に入りました。
ここも全面ガラス張りの店内から、夕日を独り占め・・・なんて贅沢。言葉がありません。刻々と変わりゆく空の色、宍道湖の揺らめきを眺めながら、チーズケーキとカフェラテをいただきました。
左が美術館の建物。ちょうど回転している屋外展示「伊藤 隆道 《舞う・風・ひかり》」の中に夕日が収まりました。
白潟公園の松越しに見る夕日に感動
美術館に隣接している、白潟公園に来ました。ここは宍道湖沿いにずっと松が植えられていて、長い遊歩道がある公園です。ちょうどいいタイミングのバスがなかったので、インフォメーションカウンターで教えていただき、この公園の中ほどに位置する、NHK松江放送局前にあるバス停に向かって湖畔の遊歩道を歩いていたんですが・・・
県立美術館の夕陽も良かったですが、この公園の松越しに見る夕日もすごくいい!! 樹齢の古い立派な松がずっと続きます。どこから写真を撮っても絵になる。ちょうど正面に夕日が沈むんですね。
一番最初に掲載している動画はこの公園の、階段に腰を下ろして湖を眺めていて、そこに飛行機雲がずっと空を横切っていることに気が付いて頭を巡らしてみたものを撮影したのですが、空の色、雲の形すべてが完璧で美しかった。
この日、「夕日はあまりよく見られないのでは」と、出雲大社を案内してくれたガイドさんが仰っていたのですが、この色・・・古代神話の地出雲にふさわしい、美しい橙。水と山と・・・豊穣の地ですね。
出雲Contents
- いざ!出雲大社へ-出雲空港(出雲縁結び空港)
- 天然温泉 八雲の湯 ドーミーイン出雲
- のどくろ専門居酒屋「のどくろ日本海」
- 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)と経島(ふみしま)
- 八百万の神が上陸する地、稲佐の浜
- 神話の舞台、神迎の道 上の社 屏風岩
- 出雲そばの名店 荒木屋
- 旧大社駅舎
- 出雲大社「八足門」内で特別参拝 体験記
- 一畑電鉄で松江しんじ湖温泉へ
- 島根美術館と宍道湖の夕日
- 世界に誇る日本庭園 足立美術館
- 縁結びに効果あり!八重垣神社鏡の池の水占い
- 私的パワースポット!玉作湯神社
- 美人の湯で有名な玉造温泉で日帰り入浴
次回は「世界に誇る日本庭園 足立美術館」をご紹介します。
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