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霧島神宮 古宮址 天孫降臨神籬斎場

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高千穂河原ビジターセンターの奥に、風雪にさらされた鳥居が立っています。大きくもなく、美しい朱色に輝くわけでもないその素朴な鳥居がゆえに、この地がかつて信仰を集めた聖地だということが感じられます。この旅行の中で、最も心揺さぶれた場所が、この「霧島神宮 古宮址」でした。

石造りでしょうか、年月を感じる鳥居です。
鳥居横の由緒書。2020年はコロナ禍のため一般公開されていなかったようですが、「天孫降臨御神火祭り」を見に11月10日にこの地を再訪したいものです。

御存知の方も多いかと思いますが、古事記、日本書紀のなかに、クシナダヒメを妻に迎え、新居を探す素戔嗚尊(スサノオノミコト)が須賀に宮を建てる際の逸話として次のように記されています。

さて、こうして、速須佐之男命はやすさのおのみことは宮を造るための土地を出雲の国に求めた。そして須賀の地にたどり着いて、「この地にやって来て、私の心はすがすがしい」と言って、その地に宮を造って住んだ。それで、その地を今、須賀という。この大神が初めに須賀の宮を造った時に、そこから雲が立ち上ったので、御歌を詠んだ。その歌は、

  八雲やくも立つ  出雲八重垣やえがき  妻籠つまごみに  八重垣作る  その八重垣を

引用:古事記

遂に出雲の清地(すが)に到ります。清地、此れをば素鵝(すが)と云ふ。乃ち言ひて曰はく、「吾が心清清し」とのたまふ。此今、此の地を呼びて清(すが)と曰ふ。(神代紀・第八段・本文)

出典:日本書紀

これは、現在の出雲にある八重垣神社の縁起ともつながる話ですが、「その地に至ったときに清々しい心持となり、ここに宮を建てようと決心した」ということでよすね。この「須賀須賀しい(すがすがしい)」ということば、日本書紀成立1300年の今年、何度も記紀を読み返した中で一番心惹かれる言葉となっていました。そのために数多くの神社に参拝したのかもしれません。

-心清々しくなる、というのはどのような場所なのかを実体験してみたい-

その「すがすがしさ」を今まで訪れたどの神社よりも強く感じたのが、この天孫降臨神籬斎場のある「古宮址」でした。

さて、実際に鳥居をくぐり、参道を300mほど進み、「霧島神宮古宮址」に行ってみましょう。さらにその先の世界も少しだけ。

11月27日(金)のスケジュール

時間場所備考
6:40羽田空港第二ターミナル 
7:25羽田空港ANA619
9:25鹿児島空港着 
9:40鹿児島空港発/9番乗り場鹿児島空港~霧島いわさきホテル線
10:19硫黄谷バス停着ホテルに送迎依頼/荷物を預ける
10:35硫黄谷バス停発霧島連山周遊バス
11:29高千穂河原着霧島神宮古宮址参拝
13:29高千穂河原発次便15時30分/16時21分
13:57硫黄谷バス停着ホテルに送迎依頼
 百年杉庭園見学ホテル庭園
15:00霧島ホテルチェックイン東館和室
 温泉三昧ディナー付き 飲み物別途

霧島神宮古宮址参道

一の鳥居を過ぎると両側に松を従えた参道が続きます。
秩父宮登山記念の石碑・・・かな?文字がかすれているので間違っていたらごめんなさい。この写真を撮影したときに気が付いたのですが、光が内包されているように「明るい」空気が漂っていたんです。
古宮址の社務所が階段上にあります。その手前の看板に、それぞれ高千穂河原、古宮址、御鉢、高千穂の峰の位置がわかる絵が描かれていました。
この回丼手前の石畳を進むと、登山道、遊歩道になるようですね。実は、階段上の古宮址最奥の右手からも登山道に続く石畳の道がありました。
天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)
右手が社務所のようなものでしょうか。無人でした。
写真には写っていませんが、左手に中岳。正面に御鉢、さらに奥に高千穂の峰(ここからは見えません)

古宮址

階段を昇りつつ、何度も周囲を見回し、澄んだ空気と太陽の日差しを全身で楽しみ・・・と、時間をかけてこの空間を味わいました。階段を登りきると、細かい白石が敷き詰められたまっすぐな道が磐座へと導いてくれます。
-空がなんて青いんでしょうか-
祭壇は磐座といってもよいのでしょうか。磐の上に松があります。
後方を振り返る-
ご神体は高千穂の峰でしょうから、ここは遥拝所としての役割を持っているのでしょうか。参拝の作法は一礼二拍手一礼ですが、不思議と「額づく」という言葉が思い浮かび、地に伏して祈りました。
ここは御神火祭の際に、一年間の間に寄せられた祈願札を燃やし大願成就を祈る場所だそうです。

南日本新聞様撮影の霧島神宮御神火祭の動画を見つけました

行きたいけど・・・レンタカーじゃないと無理かも。誰か一緒に行ってください笑。

祭壇後ろから鳥居側へ向けて撮影。この一番奥側の、正面から見て右側に、登山道に続く出口?があります。

そしてその先へ

登山道は、霧島神宮本宮に続く道でもあるからか、途中までは整備された石畳、階段が続きます。左手に中岳があり、高度が上がるごとに遮るものがなく、近くに見えてきます。
途中から、きちんと登山の準備をしていないと無理な山道が始まります。この後の御鉢終焉ではガラというんですかね?足場が滑る悪路が続くそうです-とはいえ、小中学生などの学校行事で訪れる山だそうですし、実際に望遠鏡で見たら「どこにこんなに人がいたの?」というくらいの人が登っていましたので、ぜひチャレンジしてください。ブーツでは無理でした笑。
まだまだ御鉢には遠いですが、白い木々の間に遠く高千穂の峰を想い、下山しました。

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