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毛利輝元が築いた広島城と被爆鳥居、狛犬に心打たれた廣島護国神社
前回の、鎮魂 原爆ドームと平和記念公園の記事の続きです。
爆心地の島病院で見た被爆した街並みを映した写真の中にすっくと立っていた白い鳥居に衝撃を受け、その場でGoogle Mapを起動。角度を確かめながら神社のマークをクリックしては鳥居の形を確かめ・・・を繰り返し、その神社が廣島護国神社であることを突き止めました。
厳密にいえば現在の神社は当時の場所から復興に伴い移転をしているため、写真のその場所に立ってみることはできなかったのですが、気持ち的には同じ、厳粛に、歴史と向かい合うことができたと思います。
検索していて気が付いたんですが、移転した廣島護国神社は広島城の濠の中にあったんです。そのため、効率よく広島城と廣島護国神社の両方を訪れることができました。
「広島東洋カープ」の名は、広島城の別名「鯉城(りじょう)」から
原爆ドーム、平和記念公園から広島城はちょうどリーガロイヤルホテル広島を挟んで反対側。ホテルへは広島バスセンター側から出入りしていたので、ホテルの正面玄関前を通ったのは、この平和記念公園→広島城へ向かう途中だけ。大きな車寄せのある立派な玄関でした。
途中、ひろしま美術館(休館中)の横を通り過ぎるともう目の前に広島城の濠が広がっています。
広島城は当然ですが原爆により焼失、現在見られる城内の天守以下城郭建築はすべて1958年以降に再建されたものだそうです。日本百名城の一つに選出されています。
ここは「史跡 広島城跡 二の丸表御門(復元)」前です。左に見えている橋は、内堀に架かる「御門橋(ごもんばし)」
「多聞櫓(たもんやぐら)」は、太鼓櫓と平櫓を結ぶ長い砲塔で、全長は約63メートルもあります。
中御門跡(なかごもんあと)にある、被爆時の火災の熱により焼けた石塀。
天守閣(てんしゅかく)は昭和33年に外観を復元したコンクリート建築・・・だそうで、ええ!?コンクリートと二度見笑。そして残念なことにこちらもコロナの影響で休館中でした。
広島城は地名から、鯉が多かったからなど諸説ありますが、「鯉城(りじょう)」と呼ばれています。地元では鯉城の名のついた企業や学校があるほど慕われているお城だそうですが、なんと広島東洋カープの名前もこの鯉城から来ているのだそう。
「ミステリと言う勿れ」で登場した廣島護国神社の被爆狛犬
話題の漫画「ミステリと言う勿れ」を最近読んでいて、広島が舞台となっている章の舞台に「おおお!」と唸るところが多かったのですが、そのうちの一つがここ、廣島護国神社。
先に書いた通り、ここには被爆鳥居を見に来ました。ですからやたら鳥居の写真は撮影していたのですが、実は被爆しながらも倒壊しなかった、被爆狛犬だったんですね。
鳥居の左側にあるのが「被爆狛犬」。この像は青銅製。頭部に角が見えます。
広島城跡に構え,カープ球団が祈願に訪れることでも有名な広島護國神社は,以前は平和記念公園北側,旧市民球場の場所にありました。爆心地から約200mの位置にあった神社は,社殿は爆風で跡形もなく倒壊しましたが,鳥居の1つと狛犬,石灯篭,幟立て等は倒壊を免れました。後に,鳥居は広島城跡の東側に,狛犬は現在の護國神社内に移設されました。
引用:国際平和拠点 ひろしまHP 「被爆鳥居・狛犬を知る」
立派な手水舎。この旅行の時期から手水舎が軒並み柄杓をなくし、直接手でお清めをするように変わったんですよね。
初詣の人出が凄い、地元の信仰も厚い廣島護国神社の本殿。HP見ていてちょっと笑ってしまったのは、「各種ご祈祷」で使わている写真が、広島東洋カープの皆さんのご祈祷の写真だから。地元に根付いている神社ですね。
とっても可愛い「鯉みくじ」。最近こういった持ち帰りたくなるような可愛いおみくじが増えてきましたよね。今、自宅にはキツネとサルとヒト型ものがありました。ついつい連れて帰ってしまいます笑。
上を向いている鯉って、なんだか縁起がいい感じがしませんか?この「双鯉(そうり)の像」は、二匹の鯉が仲睦まじく泳ぐ様を現わしていて、「家内安全・夫婦円満・恋愛成就」の願いを込めて鯉を撫でるとご利益があるそうです。
もちろんナデナデナデ・・・これにて広島市内観光を終えたのでした。そして、牡蠣を食べに午後は再び宮島へ。絶品牡蠣料理の記事はこちらから。
ホテルを出てからなんと2時間半で羽田到着。広島は近かった!
リーガロイヤルホテル宿泊記でも書きましたが、このホテル、広島空港までのエアポートシャトルが出ている広島バスセンターに隣接しています。そのため、リムジンバスが出る時間までホテルのカフェでお茶をし、サクッとバスに乗り込ん・・・だら、思った以上に早く空港へ到着。コロナの影響でガラガラだったので、ダメもとで便の変更をお願いしたら空いていたので即OK。さらに気流の関係で20分も早く到着・・・という流れで、なんとホテルをでてから2時間半という驚異的なラップで東京に戻ってこれたんです。「広島、近いな!」
写真は広島空港のお土産屋さんです。交通の便も良いし、厳島神社の鳥居の工事が完成したら、牡蠣を食べがてらまた行こうかな♪
出雲、広島の旅はこれでおしまいです。次回は「お勧めワーケーションホテル」の記事を挟んで、今月(2021年4月)ワーケーションした京都と奈良の旅をご紹介します。
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