気多若宮神社は、「杉本さま」として、地元の氏神様として広く愛される神社だそうです。この神社の例祭である古川祭(毎年4月19・20日)はユネスコ無形文化遺産に登録されている由緒ある「日本三大裸祭り」のひとつ。
そんな気多若宮神社ですが、私が知ったきっかけは映画「君の名は」の聖地を紹介したホームページでした。この神社は、瀧君が三葉を探す際に出てくる場所ですね。飛騨古川には、この気多若宮神社以外にも古川駅他たくさんの聖地があり、一時は聖地巡りの方で賑わっていたそうです。
気多若宮神社は、長い石段の参道が映画のシーンとして有名ですが、個人的には高山本線の線路を超えた後、神社までのアプローチが素晴らしかったです。遮るもののない一本道で、正面に鳥居がはるか前方に見え、それが刻々と近づいてくる様は、心清々しくなり、気持ちが沸き立つようでした。神社へのアプローチで興奮したのはあまり記憶にありません。神社を含め、飛騨古川という街全体が、とても良い「気」のある、素敵な場所だと感じました。
飛騨古川Contents
1.「君の名は」の聖地、気多若宮神社
2.飛騨古川の街並み
3.八ツ三館宿泊記|館内
4.八ツ三館宿泊記|温泉
5.八ツ三館宿泊記|精華の間
6.八ツ三館宿泊記|夕食
7.八ツ三館宿泊記|朝食
気多若宮神社(けたわかみやじんじゃ)は、岐阜県飛騨市(旧吉城郡古川町)にある神社である。通称 杉本さま。(中略)日本三大裸祭りの一つに数えられ、国の重要無形民俗文化財である[1]古川祭はこの神社の例祭で、祭当日には起し太鼓がここに奉納される。2016年(平成28年)公開の新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』の中で、主人公の瀧がもう1人の主人公である三葉を探し求めてこの神社(をモデルとする神社)に立ち寄るシーンがある。
出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)
境内へのアプローチ
道の端からも見えていた大きな一の鳥居。
気多若宮神社の社号標。「郷社 気多若宮神社」と書かれています。
気多若宮神社の主神は大国主神(おおくにぬしのみこと)並びに御子御井神だそう。この由緒書を要約すると「社伝によると能登国一之宮気多大社の分霊を勧進奉斎されたもので、出雲文化が神通川に沿って南下した際に、その前線拠点地に古川の地が選ばれたのではないか」とのこと。また、古川祭で曳行される屋台は「動く陽明門」と呼ばれるほど絢爛豪華だそう。見てみたいですね。
これが「君の名は」の中で出てくる石段。
この石段からの眺めが素晴らしい。山に囲まれた町なんですね。
三の鳥居。先に臨めるのが拝殿、その奥に本殿があります。
手水舎
境内にある鳥居を抜けると、その先には天満社、稲荷社が鎮座しています。拝殿横にももう石造りの鳥居があり、そちらから入った先にあるのが天満社、こちらの朱の鳥居を抜けた先にあるのが稲荷社でしょうか。ただ、天満社と稲荷社は隣り合って鎮座していて、アプローチだけが両サイドからできるようになっているんですね。
この、異世界に迷い込んだような、不思議な空気感がとてもよかったです。
明日は、飛騨古川の街並みです。
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