アラフィフ旅マニア ブログ。神社仏閣、仏像、遺跡、御朱印、美術館と、ちょっと贅沢なリゾートをご紹介します。

2020年1月 清凉寺

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今日のスケジュール

京都駅→大覚寺→「おきな」で「森嘉」の湯豆腐ランチ→清凉寺(今ここ)→「鍵善良房」でくずきりと都路里で初売り→京都駅→東京駅

移動方法

2020年1月13日(月)
嵯峨 おきな、 森嘉より徒歩すぐ

3日目のContents

1.大覚寺
2.「おきな」で「森嘉」の湯豆腐ランチ
3.清凉寺
4.「鍵善良房」でくずきりと京都のオススメのお土産

清凉寺(嵯峨釈迦堂)

 清凉寺は「源氏物語」の光源氏が造営した「嵯峨の御堂」ともいわれる寺院で、本尊の赤栴檀の釈迦如来は国宝となっています。

清凉寺には大学生時代から何度も足を運んでいるのですが、いつも森嘉さんのお豆腐を購入して荷物が重く、伽藍やお庭をさっと見て帰るだけ・・・というなんとも縁遠いお寺でした。今回、時間に余裕があったので、初めて本堂の奥へも足を延ばしてみました。

建物自体が男性的ですっきりと凛々しく、冬の凛とした空気によく似あう場所でした。また、ちょうど先染めの白梅が楚々とした美しさで、境内に彩りを添えていました。

京都府指定文化財の仁王門。手前は「三国伝来生身釈迦如来」の碑。上部には「五台山」の額も見えます。

同じく京都府指定文化財の本堂(釈迦堂)。

多宝塔。奥に狂言堂があります。

境内にある、湯豆腐料理の老舗「竹仙」さんの前に咲いていた白梅。緋毛氈と白梅は、早春の風情を感じさせます。

竹仙さんの湯豆腐コースは、おきまりの3500円、湯葉付きの4000円があります。野菜が多めで、境内にあるためか精進料理のような清廉な、身体によさそうなお料理です。

竹仙公式HPはこちらから

本堂。見上げるような大きさです。ここからすぐに内陣に入ってもよかったのですが、なぜか背面が気になってしまい、本堂を回りこむような形で散策を開始。

清凉寺は光源氏のモデルともいわれる源融(みなもとのとおる)が嵯峨に営んだ山荘を基とし、棲霞観(せいかかん)寺と呼ばれました。この寺に奝然は愛宕山を中国の五台山に模して大清凉寺の建立をはかりましたが達せず、弟子盛算が棲霞寺内の釈迦堂に本尊 赤栴檀の釈迦如来(国宝)を奉安しました。本尊釈迦如来像が古来より多くの人々に信仰を集めてきたことに由来し、「嵯峨釈迦堂」と目されています。

阿弥陀堂。本堂東に位置する阿弥陀堂です。嵯峨天皇の皇子左大臣源融が山荘・棲霞観(せいかかん)を建て、後に棲霞寺と改めましたが、これが阿弥陀堂の始まりと言われています。

阿弥陀堂より本堂側面を撮影。

阿弥陀堂前にも梅が植えられ、冬の厳しい寒さの中、蕾がほころび始めていました。阿弥陀堂前の白梅は、HPにも掲載されるほど見事なもので、八重だそうですよ。満開の時に見たかった。

ふたたび、本堂正面へ。本堂正面右手が参拝受付。

本堂正面楣上にある、黄檗隠元禅師による「栴檀瑞像(せんだんずいぞう)」の大額。いよいよ内陣へすすみます。本堂内は写真撮影禁止なんですよね。内陣の宮殿厨子は、五代将軍徳川綱吉と生母桂昌院の寄進による豪華なもの。宮殿裏には「釈迦堂縁起」の一部を拡大した大壁画もあります。

本堂を抜けると裏手に渡り廊下があり、その先には池遊式庭園が広がります。

弁天堂。本堂のうしろの池遊式庭園の池の中にあり、先ほどの渡り廊下の窓の間から「額縁の絵」のように見える、景勝地です。

明日は、祇園八坂神社までもどり 鍵善良房でくずきりをいただきます。

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